自然災害伝承碑

地域学習における活用事例(新着順)

  • 南幌町『治水感謝式』で活用(令和8年5月27日公開)
南幌町は、開拓当時、石狩川、千歳川、夕張川の各河川に囲まれた袋地で、いったん大雨が降ると常に夕張川が氾濫し幾度となく住民に悲惨な災害をもたらした。 その水害から守るため、明治43年から昭和11年まで、夕張川治水事業が行われた。
治水事業の内容は、曲りくねった夕張川を千歳川から絶縁し、直接石狩川へつなぐための放水路を掘るという、当時では画期的な大事業だった。
南幌町では、夕張川の治水工事で犠牲になった方々の供養と治水工事の成功に感謝するため、毎年7月1日を「治水感謝の日」として制定し、三重緑地公園内にある自然災害伝承碑「治水感謝の碑」の前で「治水感謝式」を執り行っている。

治水感謝式の様子(北海道開発局提供)

  • 宮古市『学ぶ防災ガイド』で活用(令和8年5月27日公開)
宮古市では、東日本大震災により甚大な被害を受けた田老地区の当時の状況を伝えることで、震災の恐ろしさ、命の大切さを伝えるため、一般社団法人宮古観光文化交流協会と連携し「学ぶ防災ガイド」を実施している。
防潮堤の上での案内、被災した状態で保存されている「津波遺構たろう観光ホテル」の館内案内、及び津波発生時の映像(マスコミ未公開)を見たり自然災害伝承碑「大海嘯記念」を巡り、【自然災害の恐ろしさ】と【いち早い避難の大切さ】を身をもって感じていただくコースを提供している。

学ぶ防災ガイドのチラシ、ガイド写真(宮古市提供)

  • 埼玉県立川の博物館の企画展『埼玉県の災害伝承碑』での紹介(令和8年5月27日公開)
埼玉県立川の博物館の冬期企画展『埼玉県の災害伝承碑』は、埼玉県内の災害碑を調査し、水害に加え、地震、火山噴火、飢饉、旱魃、疾病を伝承する石碑について調べた記録を基に、先人が災害について伝えんとすることを受け取り、災害の歴史や現代への教訓を考えるものとして開催した。 埼玉県における「災害伝承碑マップ」、災害伝承碑のレプリカと拓本の展示とともに国土地理院の自然災害伝承碑が紹介された。(会期は2022年1月15日(土)~2022年3月6日(日))
  
左:「災害伝承碑マップ」(川の博物館提供)、中央:碑文を写し取った拓本など(川の博物館提供)、右:展示した国土地理院のパネル

  • 吉川市 水害を伝えるリーフレットで活用(令和8年5月27日公開)
吉川市では、これまでの水害の歴史を伝えるとともに、減災意識の高揚を図るため、令和4年9月に市内3ヶ所の石碑を国土地理院「自然災害伝承碑」として登録・公開したことを契機に、石碑の内容をさらに理解していただくため、碑文の内容を掲載した「川とともに生きる~吉川市の水利用と水害の歴史~」を作成した。
自然災害伝承碑「大威徳明王」、「協同碑」、「重修加藤樋之碑」について、碑文、訳文、書き下し文、被害状況など、伝承にまつわる詳細情報を掲載した。
  
リーフレット「川とともに生きる~吉川市の水利用と水害の歴史~」 の一部(吉川市提供)

  • 平塚市『防災さんぽ』で活用(令和8年5月27日公開)
平塚市では、平塚のまちをのんびり歩きながら、災害に関連するスポットなどを巡る防災に観光的視点を取り入れた、ガイドツアー型の防災×まちの魅力発見イベント「防災さんぽ」を令和4年及び令和5年に開催した。
防災さんぽ(みなとをのんびり編 令和4年3月26日開催)では、独自に防災に関するいろいろなイベントを実施している市民活動団体「ひらつか防災まちづくりの会」の協力のもと、関東大震災の自然災害伝承碑や遺構などを巡りながら当時の被害を学んだ。
 
防災さんぽ(みなとをのんびり編 )の様子(平塚市提供)

  • 広島市 防災アプリで活用(令和8年5月27日公開)
広島市では、災害が発生する前に適切な避難行動を行っていただくため、ひろしま避難誘導アプリ「避難所へGo!」を運用している。
アプリの概要
・ 現在地に応じた避難情報を通知
・ 開設中の最寄りの避難所までのルートを案内
・ 気象情報などの防災情報の確認
・ 防災ハンドブックの確認
・ 現在地のハザード情報(土砂災害警戒区域・洪水浸水想定区域等)の確認
・ 多言語(日本語を含む8言語)に対応
・ 水害碑(自然災害伝承碑)の確認

水害碑の表示方法(広島市危機管理室提供)

  • 倉敷市『サイクリングマップ』で活用(令和8年5月27日公開)
倉敷市では、国立大学法人香川大学磯打研究室が作成した防災&真備地区の魅力発見とサイクリングを掛け合わせた「真備BO-Cycling Map」を活用している。
平成30年7月豪雨災害からの復興のシンボルである「まびふれあい公園」をはじめ、真備地区内でみることができる浸水深ポイントや石碑(自然災害伝承碑「平成30年7月豪雨災害の碑」、「平成30年7月豪雨災害の記録」)など、災害や防災の関する場所を取り上げたサイクリングルートとなっており、自然や街並みを楽しみながら走るほどに学びが深まる内容となっている。
 
真備BO-Cycling Map(倉敷市提供)

  • 坂町『防災公園』で活用(令和8年5月27日公開)
坂町自然災害伝承公園は、平成30年7月豪雨災害を踏まえ、小屋浦公園内に町民の防災意識の向上と、過去の災害での犠牲者の追悼の場とするため、防災公園として整備された。 公園内には、2基の自然災害伝承碑(明治40年7月の水害を伝える「水害碑」、平成30年7月の水害を伝える「坂町水害碑」)のほか、坂町災害伝承ホール、防災パーゴラ、かまどベンチ、遊具等が設置されている。 坂町では、「坂町水害碑」の前で追悼行事を開催したほか、坂町立小屋浦小学校では、毎年、追悼集会を実施している。
 
                                       追悼集会の様子(坂町提供)

  • 海洋研究開発機構高知コア研究所のイベント~未来へつなぐ自然災害碑からのメッセージを3Dデジタル技術で読み解こう!~
国立研究開発法人海洋研究開発機構の高知コア研究所は、小学生や中学生を対象に、南海地震をはじめとしたさまざまな災害の記録が刻まれる高知市の自然災害伝承碑等を3次元デジタルモデルやデジタル拓本などの最先端の技術を用いて、地震や津波の恐ろしさを学び、未来へ伝えようというイベント「ひらめき☆ときめきサイエンス 未来へつなぐ自然災害碑からのメッセージを3Dデジタル技術で読み解こう!」を開催しました。
イベントの報告(2024-11-17)(リンク先のウェブサイトは、国土地理院のウェブサイトではありません)
イベント当日の様子(海洋研究開発機構 高知コア研究所HPより)

  • 都田協働センター「河西訓導殉職之碑を訪ねるノルディック・ウォーク」における活用
浜松市の都田協働センターでは、地域課題解決事業「河西訓導殉職之碑を訪ねるノルディック・ウォーク」が開催された。イベントでは、都田地区の史跡等を散策するとともに、水難事故を考える機会として、増水した都田川で都田小学校の児童を助けて亡くなった「河西哲英訓導」について、広く周知が行われた。
ノルディック・ウォークの様子 河西哲英訓導についての説明の様子
イベント当日の様子(浜松市提供写真)

  • 一般社団法人災害伝承普及協会『自然災害伝承碑スタンプラリー』での活用
一般社団法人災害伝承普及協会では、ホームページで自然災害伝承碑を紹介するとともに、自然災害伝承碑を巡り、”自分の命をまもる力をつよくする”ことを目的に、「自然災害伝承碑スタンプラリー」を開催している。
自然災害伝承碑スタンプラリー(リンク先のウェブサイトは、国土地理院のウェブサイトではありません)
自然災害伝承碑スタンプラリーのチラシ
自然災害伝承碑スタンプラリーのポスター(一般社団法人災害伝承普及協会提供)

  • ​肥後の里山ギャラリーでの活用
熊本市の肥後銀行本店にある肥後の里山ギャラリーでは、展覧会『島原大変肥後迷惑―「自然災害伝承碑」までの道のり―』において、先人が遺した災害への教訓、伝言を未来へ伝えるものの一例として、自然災害伝承碑が紹介された。また、展覧会に合わせて⾥⼭ギャラリー歴史・⽂化講座『「島原⼤変肥後迷惑」にみる災害伝承と復興政策』も開催された。
(会期は令和5年10月10日(火)~令和5年12月2日(土))
島原大変肥後迷惑―「自然災害伝承碑」までの道のり―』のチラシ 展示風景 里山ギャラリー歴史・文化講座風景
パンフレットと展示風景、里山ギャラリー歴史・文化講座風景
(肥後の里山ギャラリー提供写真)

  • 土佐清水ジオパークでの活用
土佐清水ジオパークでは、土佐清水市役所や市民団体と連携して、土佐清水ジオパークエリアにある自然災害伝承碑の調査を行い、その成果についてパネル展示や小冊子の作成を行った。このほかにも、地元小学校の地域学習で自然災害伝承碑を活用した防災ワークショップ等の取組を行っている。
土佐清水ジオパークHP(リンク先のウェブサイトは、国土地理院のウェブサイトではありません)

また、災害碑の位置をサイトマップに掲載し碑文の内容を閲覧できるようにしている。
土佐清水ジオパークのサイト一覧(リンク先のウェブサイトは、国土地理院のウェブサイトではありません)
土佐清水ジオパークホームページ    災害碑サイトマップ
土佐清水ジオパークHPより

  • 神奈川県立生命の星・地球博物館の企画展示『箱根ジオパークにおける自然災害伝承碑の取り組み』での紹介
神奈川県立生命の星・地球博物館の『【ミニ企画展示】箱根ジオパークにおける自然災害伝承碑の取り組み』において、関東大震災から100年を契機に、箱根ジオパークエリアにおける自然災害伝承碑の活用に関する取組が紹介された。(会期は令和5年8月16日(水)~令和5年9月15日(金))
「箱根ジオパークにおける自然災害伝承碑の取り組み」の展示風景
展示風景(神奈川県立生命の星・地球博物館HPより)

  • 岩手県立図書館の企画展『幾歳経るとも要心あれ~地震・津波災害の記憶~』での紹介
岩手県立図書館の企画展『幾歳経るとも要心あれ~地震・津波災害の記憶~』において、日本で防災意識が大きく高まるきっかけとなった関東大震災、岩手県をはじめ三陸沿岸に甚大な被害をもたらした昭和三陸地震について、所蔵資料及び自然災害伝承碑が紹介された。(会期は令和5年8月5日(土)~令和5年10月9日(月・祝))
「幾歳経るとも要心あれ~地震・津波災害の記憶~」のチラシ 展示風景 自然災害伝承碑の写真の紹介
左:企画展ポスター、中央・右:展示風景(岩手県立図書館提供写真)

  • 天草市立本渡歴史民俗資料館企画展『歴史資料でみる天草の災害展』での紹介
​天草市立本渡歴史民俗資料館の企画展『歴史資料でみる天草の災害展』において、先人の遺した災害教訓を受け継ぎ、重要な役割を果たすものとして自然災害伝承碑が紹介された。(会期は令和5年1月28日(土)~令和5年3月19日(日))
自然災害伝承碑の取組についての展示パネル1 自然災害伝承碑の取組についての展示パネル2 自然災害伝承碑の取組についての展示パネル3
展示パネルの一部

  • 萩ジオパークのイベントにおける自然災害伝承碑の紹介
​山口県にある萩ジオパーク推進協議会では、萩ジオパークフェア2022において、萩ジオパーク内にある自然災害伝承碑が紹介された。(開催は、令和4年3月13日(日))。
萩ジオパークフェア2022の紹介イメージ
萩ジオパークフェア2022 トップページより
「萩ジオパークフェア2022会場見学ツアー」の切り抜き画像
YouTube 【萩GPフェア2022】萩ジオパークフェア2022会場見学ツアーより

  • 岩手県の東日本大震災津波伝承館における紹介
​岩手県にある東日本大震災津波伝承館の企画展「碑文が語る三陸の地震津波」において、三陸地域に点在する自然災害伝承碑が紹介された。(展示期間は、令和4年6月18日(土)~7月18日(月・祝) )。
企画展「碑文が語る三陸の地震津波」のチラシ

  • 岩手県釜石市の釜石市郷土資料館における紹介
​岩手県にある釜石市郷土資料館の企画展「津波記念碑」において、津波に関する自然災害伝承碑が紹介された。(展示期間は、令和4年3月3日(木)~令和4年5月8日(日))。
企画展「津波記念碑」のチラシ(オモテ)企画展「津波記念碑」のチラシ(ウラ)

  • 岩手県宮古市 道の駅「たろう」の道路情報館における紹介
​道の駅「たろう」(岩手県宮古市)の道路情報館において、宮古市内の41基の自然災害伝承碑と国土地理院の取組を紹介するパネル(15枚)が展示された(パネル展示期間は、令和3年12月17日(金)~令和4年1月8日(土))。
道の駅「たろう」の道路情報館での展示風景
展示風景

  • 新潟市歴史博物館による博物館ニュースにおける紹介
​新潟県新潟市歴史博物館による博物館ニュース「帆檣成林(はんしょうせいりん)」(vol.52-2021年4月)では、新潟市内の自然災害伝承碑が紹介されている。
新潟市歴史博物館 博物館ニュース「帆檣成林(はんしょうせいりん)」(vol.52-2021年4月)(リンク先のウェブサイトは、国土地理院のウェブサイトではありません。PDF:2.28MB)
博物館ニュース「帆檣成林(はんしょうせいりん)」での自然災害伝承碑の紹介
博物館ニュース「帆檣成林(はんしょうせいりん)」(vol.52-2021年4月)P5より

  • 茨城県常総市地域交流センターにおける自然災害伝承碑パネル展示
​常総市地域交流センターでは、平成27年9月10日の関東・東北豪雨での鬼怒川の決壊による洪水を受けこの経験を風化させないよう、常総市の水害について学べるコーナーが設置されている。そこには、水害等に関する過去の新聞記事や市内に登録されている自然災害伝承碑に関するパネルを展示しており、地域住民の防災意識の向上に貢献している。

茨城県常総市地域交流センターにおける自然災害伝承碑パネル展示

  • 神奈川県の県西地域ウォーキングガイドにおける自然災害伝承碑の紹介
​神奈川県は、80種類以上の県西地域のウォーキングコースを設定し、ホームページで公開している。各コースの魅力を伝える「ウォーキングガイド」(No.51,53,55,57,70,76,83)では、自然災害伝承碑が写真付きで掲載されるとともに、国土地理院の自然災害伝承碑に関するホームページが紹介されている。
かながわ県西地域ウォーキングコース (リンク先のウェブサイトは、国土地理院のウェブサイトではありません)
神奈川県の県西地域ウォーキングガイドにおける自然災害伝承碑の紹介の画像
神奈川県ホームページ(No.57 芦ノ湖西岸遊歩道コース)

  • 箱根ジオパークのホームページにおける自然災害伝承碑の位置図の紹介
​真鶴町、小田原市、南足柄市にある自然災害伝承碑は、箱根ジオパークのホームページにおいて、地理院地図における掲載が紹介されるとともに、その位置図を掲載している。また、自然災害伝承碑について、地図を通じて伝えることは、地域住民による防災意識の向上に役立つものと期待されると、記載されている。
箱根ジオパーク(リンク先のウェブサイトは、国土地理院のウェブサイトではありません)
箱根ジオパークのホームページにおける自然災害伝承碑紹介1

箱根ジオパークのホームページにおける自然災害伝承碑紹介2

  • 男鹿半島・大潟ジオパークのガイドブックや副読本における活用
​秋田県男鹿市にある自然災害伝承碑は、男鹿半島・大潟ジオパークのガイドブックや副読本に紹介されるとともに、防災教室やジオツアーにも活用されている。 副読本では、「過去に起こったつらいできごとから、どんな教訓を学ぶことが出来るでしょうか。」と読者に問いかけている。
男鹿半島・大潟ジオパーク副読本

  • 新旧の測量スポット探訪ウォーキングツアーにおける活用
​測量に関する様々な史跡・施設や自然災害伝承碑の測量スポットなどを辿りその役割等を参加者に知ってもらうウォーキングツアーが令和元年11月に実施された。
新旧の測量スポット探訪ウォーキングツアー

  • 秋田県能代市の「地元探訪まちあるき」における活用事例
​能代市で定期的に開催されている「地元探訪まちあるき」において地理院地図に掲載されている自然災害伝承碑(7カ所)を探訪するイベントを開催。現地ガイドもあり参加者が地域を歩きながら自然と過去の災害情報に触れる機会を創出する。
秋田県能代市の「地元探訪まちあるき」

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