最終更新日:2024年7月2日

空中三角測量の全自動化によるオルソ画像作成の効率化に関する研究(要旨)

Improvement of Orthoimage Productivity by Full-Automated Aerial Triangulation

著者

地理地殻活動研究センター 大野裕幸

要旨及び本文

 国土地理院は,1936年以降に撮影された大量の空中写真を保有しているが,オルソ画像として地理院地図等で提供しているのは1970年代以降の比較的新しいものが中心であり,その中には必ずしも品質が良好とは言えないものも含まれている.過去の空中写真は,現在とは土地利用が大幅に異なるケースも多いため,地図や測量の専門家であっても利用しにくく,専門知識を持たないユーザの利便性も考慮すると,オルソ化して地図と重畳できる状態で提供することが望ましい.
しかし,過去の空中写真をオルソ化するには空中三角測量という工程を経る必要があるため,一般に作業効率が悪く,過去のオルソ画像の整備はなかなか進捗しにくい状況にある.
そこで,空中三角測量をはじめとするオルソ画像の作成工程を,コンピュータビジョン分野で用いられている画像処理技術を導入することによって可能な限り自動化する特別研究に取り組んだ.このたび,その作業効率を大幅に向上させる手法の開発に成功したので,その詳細を報告する.

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